2010年11月15日
洗練されたデザインの中にぬくもりを感じる加藤さんの器。
使いやすいきれいなフォルムは、ブライダルギフトとしても喜ばれています。今回は、加藤さんの作品づくりへのこだわりを伺いに、中世六古窯のひとつに数えられる陶芸の町、滋賀県 信楽(しがらき)町のアトリエを訪れました。

― 陶芸家になられたきっかけは何ですか?
生家が信楽の製陶所で陶芸が身近にあったことから、幼い頃より遊び程度でろくろを回していました。それがきっかけで徐々に陶芸の魅力にとりつかれ、京都の美大へ進学し、その後も京都府立陶工高等技術専門校で本格的に技術を学びました。
― 加藤さんにとっての作陶とは?
自らのこだわりを前面に押し出すのではなく、あくまでも使う人のことを想った作品づくりをすることです。デザインや使いやすさはもちろんですが、大きさや質感といった細かい部分までこだわった器、喜んでもらえる器づくりを目指しています。

―「慶びごとの贈り物」という作品づくりへのこだわりをお聞かせください。
引出物をはじめ、結婚を祝う贈り物といえば白い器が定番ですが、そこに敢えて黒い器をラインナップしたのには訳があります。
使いやすくきれいなフォルムの器なら、黒色であってもぬくもりや気持ちは伝わるはず。その想いから、「“どこにでもある器”ではないもの」をコンセプトに、慶びごとを祝う器を作り始めました。
そうして完成したこの黒釉(こくゆう)の器には、「女性はもちろん、男性にも喜んで使ってもらいたい」という気持ちが込められています。


「人柄は作品に出る」今回の取材で実感したことのひとつです。
丁寧に作陶へのこだわりをお話ししてくださる加藤さんと、そのこだわりを感じる器たち。このアトリエで大切に作られた器は、ブライダルギフトとしても新郎新婦の大切なゲストに喜ばれる贈り物になるに違いありません。









